【高校生】模試を使った勉強法(前編)
高校生の皆さんは、多かれ少なかれ模試を受けていることでしょう。
ただ、模試は受けるだけでは何の価値もありません。きちんと勉強法に組み込んでいますか!
受験で成功するために必要なことは、学力を上げて、本番の試験で合格点を取ることです。これさえできれば、受験はOKなのですが、これを成すために「模試」はどのような役割をしているのか。
結論から言えば、模試の利用価値は3つです。
- 1. 現状の把握
- 2. やるべきことの決定
- 3. 近くの目標
今回の前編では「現状の把握」と「やるべきことの決定」についてお話します。
現状の把握
まず、模試を受けることによって、現状を把握することができます。
特に高2の終わりからは「志望校」を書くことができるようになり、その志望校に対して、自分の学力が足りているのか足りていないのかがわかるようになります。いわゆるA判定とかB判定とかいうやつですね。
ある意味、この判定はみなさんも気にしていたりするので、「それはわかってるよ」と思われるでしょう。
けれども、この情報を生かしている人は少ないように思えます。簡単に言えば、判定によって取るべき行動は異なります。
- A判定・B判定 ⇒ このままのペースで順調に進めていけばOK。⇒ 逆転されずに逃げきれれば良い!
- C判定・D判定 ⇒ このままではギリ届かないかも。⇒ 試験本番までには逆転をしないといけないのでその戦略を!
- E判定 ⇒ 一般的には現状では合格圏外。⇒ よほどの戦略と努力なくしては合格はあり得ない!
きちんと結果を受け止めて、今後の振舞い方を決める必要があるわけですね。この判定を、おみくじの大吉や小吉のようなものと捉えている人と、上記のように正しく捉えている人では、今後が大きく変わります!
また、模試の現状把握は、志望校への合格判定だけではなく、各教科や各単元の得手不得手の理解にも役立ちます。自分はどこに弱点があるのか、強みは何なのかを理解することは大切なことになります。
やるべきことの決定
自分の現状が把握できると、次には「やるべきことの決定」です。
どちらかというと、これをするために現状把握をしたかったと言っても過言ではありません。ライバルとの差や、自分の得手不得手を理解することで、やるべきことが決まってきます。
逆に、現状を理解せずに、ただひたすらに机に向かっても、実は受験では成功できません。受験はライバルとの競争なので、戦略を立てて戦わずに勝つことはできないわけです。
「自分は合格するためには何をするべきなのか」を考えて、勉強することを決定する。このために模試を受けているわけです。
*つづきは「後編」で。
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