【受験】過去問の使い方
受験における過去問の扱い方についてです。
受験勉強の大半は、問題集を解くことに充てられます。ここでいう問題集とは過去問のことではありません。問題集内でどこかの大学で出題された問題を扱っていたとしても、それは「過去問を解いている」ということにはなりません。
「過去問」というのは、大学で過去に出題されたありのままのものを指します。いわゆる赤本に載っているもののことです。では、受験において「過去問」はどのように扱っていくことが正しいのでしょうか。
過去問の使い方は2つあります。
どのような試験なのかを知る
過去問の用途の1つ目は、自身が受ける大学がどのような試験を課しているのかを知ることにあります。
仮に、試験内容や試験時間が一切公開されておらず、過去問も全く出回っていないと想像してみてください。これは困りますよね。「何を勉強したらいいの?」ってことになってしまうでしょう。
つまり、過去問という過去の試験の情報が手に入ることで、どのような対策をするべきかが決まるわけです。闇雲に勉強するのではなく、過去問を確認した上できちんと対策を考えながら勉強しなければいけません。
過去問をチェック! ↓ 対策を考える ↓ 問題集を選定する ↓ 勉強(受験勉強)する |
ちなみに、試験の情報を得るにあたって実際に過去問を解く必要はありません。赤本の前半部分に「傾向と対策」という箇所があります。そこに目を通して、過去の問題をパラパラと見るだけでも、およそどんな感じなのかの雰囲気を掴むことはできるでしょう。
自分の現状を知る
もう一つの用途は、実際に過去問を解いて、現在の学力を計るというものです。
大学受験にかかわらず、物事を成功させる上で「己を知る」ということは必要なことです。
過去問を解くためには試験範囲を一通り学習しておく必要があるので、まだそこまで準備ができていない場合は、現状を知るためには模試の判定(いわゆるA判定とかB判定とか)を利用するほかありません。
けれども、模試の判定というのは大雑把なものです。過去問を解いていける段階に到達したならば、模試の判定ではなく過去問の出来で判断する方がより正確な評価になります。
過去問を実際に解いてみて、合格最低点と比較して、自分の現状を知った上で、やるべきことを決めていくのが受験における成功の秘訣なのです。
まとめ
以上、過去問の大切な使い方2つを説明しましたが、これらは言い方を換えれば「戦う相手を知る」「自分を知る」の2つなのです。
成功をつかみ取るためには、相手を知り、そして自身を知ることが大切なのです。
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