【勉強法】問題を解けるようにするために必要なこと2つ
問題を解けるようにするためには、どうしたらいいのでしょうか。
この疑問に答えるためにまず着目したいことは「私たちはどのように問題を解いているのか」ということです。
「問題を解く」プロセス
私たちは問題を解くとき、次のようなプロセスを経ています。
- 問題文を読み、内容を把握する。【問題の把握】
- 把握した問題が自分の知っている問題のどれに該当するのかを吟味し、決定する。【解法の吟味】
- 該当すると考えた問題の解き方に沿って解いていき、答えを求める。【解答の作成】
どの教科でもおよそこのような手順に従って問題を解いていきますが、これをよく見てみると問題が解けるようになるために必要なことが自ずと見えてきます。
✓ 問題を解くために必要なこと
難しい問題を解けるようになりたいといった場合は少し話が異なってきますが、それを抜きにすると、問題が解けるためには【解法の吟味】と【解答の作成】がポイントになります。
勉強をする手順からすると逆になりますが、【解法の吟味】と【解答の作成】について順に詳しくみてみます。
【解法の吟味】とは
【解法の吟味】とは、単純にいえば、いま解こうとしている問題が問題集のどの問題(例題)に該当しているのかを正しく言い当てられるかどうかということです。
受験用の問題集は、入試問題を分類分けし、その分類分けものから1題ずつ例題として選んで編んでいきます。そのため、入試問題やそれに類する問題を解いているならば、それに似た例題が問題集には必ず載っているはずなのです。(載っていない問題集は使えないのでポイです!)
「いま解いている問題は、問題集のどの例題の類題に当たるのか」 |
いくら問題集を懸命に勉強したとしても、これが分からないと勉強したことが使えず、結果問題が解けません。
問題を解けるようになりたいならば、この【解法の吟味】が正しくできることを目指していく必要があります。正直にいうと、これができるようになることはそんなに簡単ではありません。けれども、意識して目指さないと絶対にできるようにはならないでしょう。まずは意識するようにするところから始めてください。
まとめ 【解法の吟味】とは、いま解いている問題が問題集のどの例題の類題なのかを考え、正しく言い当てられること。 |
【解答の作成】とは
【解法の吟味】が正しくできれば、実際に問題を解いていくことになります。この過程が【解答の作成】です。
問題集の例題で学んだ手順に従って解答を求めていくわけです。きちんと問題集の例題で学ぶべきことを学んでいれば、正しい答えに行き着けることになります。
まとめ 【解答の作成】とは、学んだ例題に従って、正しい手順で答えを求めること。 |
まとめ
問題を解くためには、「解法を吟味する力」と「解答を作成する力」の2つの力が必要になります。解こうとしている問題が問題集のどの例題の類題なのかが分かり、その例題通りの手順に答えを求められるかどうかということです。
この2つの力をどのように養っていくのかは別の記事で言及していきますが、とりあえずはこの2つの力が必要だということを知ることが受験で成功するためのまずは第一歩だと思います。
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