【勉強】勉強って何をすればいいの
20年ほど前からプレスクール的なもの流行ってから勉強というものが低年齢化していますが、遅くとも小学1年生から学校がスタートし、なんとなく「勉強」が始まります。あまり気にしたことがないかもしれませんが、そもそも勉強って何なのでしょうか。何をすれば「勉強」といえるのでしょうか。
無意識で「正しい勉強」ができているならば良いのですが、もしできていないなら、早い時期から勉強につまづきが生じる可能性があります。一度、見つめ直してみても良いかもしれません。
「勉強」は2つのことをしています
きちんと「勉強」をしていますかと尋ねられたら、何をもって「イエス」と答えられるのでしょうか。正しく勉強をしているかどうかは、次の2つのことがポイントになります。
- 新しく学んでいることを理解しようとしている
- 自分の誤った知識や考えを修正しようとしている
1つ目の新しいことを学ぶ姿勢は、ほとんどの生徒が当然だと思っているようです。私自身は生徒たちによく「勉強って何をすることだろう?」って尋ねるのですが、多くの生徒が「知らないことを学ぶことです」といった内容を返してきます。
問題となるのは2つ目です。
誤った知識や考えを直していきたい
問題は2つ目の「自分の誤りを正そうとしていますか」という点です。実はこのことを大切にせずに勉強に取り組んでいる生徒が圧倒的に多いのです。
勉強が難しいと思われてしまう主な原因として、説明(授業)を聞いて内容を納得・理解してから問題を解いてみると、思いのほか解けないということが挙げられます。
ただ、実際には「解けない=ノートが真っ白」ということはあまりなく、何かしら考えて答えを作ります。多くの生徒は「答えが出なかった」ではなく「答えを出してみたけど間違っていた」という状況なのです。
✓ 大切なのは「どうして?」
ここで大切にしなければいけないは、どうして正しい答えに行き着けなかったのかと疑問を持つことです。
何かしら自分の理解や思考に誤っているところがあるから、結果として答えが間違ってしまうのです。であるにもかかわらず、多くの生徒は「自分のどの考え方が悪くて間違ったのか」と自問しません。
そして、幸か不幸か、あまり何も考えることなく解説を聞くだけで「あ、そっか」といった軽い気持ちで「わかった」気分になり、正しい答えを書き取って勉強が終わってしまいます。
もちろん、本質的には理解していないことになるので実際に解けるようになっていることはなく、同じような問題に出会うと同じように間違います。酷い場合だと、同じ間違いをしていることにさえ気付いてくれません。
これでは、勉強している価値がほとんどなく、成績のアップは見込めません。
間違いをそのままにしない
そもそも、自分の求めた答えが間違っているならば「なんで?」と思わなければなりません。さらに言うと、同じ間違いを再びしてしまったら「同じ間違いをして何をしているんだ!」と自責して欲しいのです。
間違いや失敗は成長のチャンスです。自分の知識や考えの何が間違っているのか、なぜ間違ったことをしてしまうのか、どう考えれば正しい答えにたどり着けるのかを懸命に考えることが大切です。
そして、それこそが勉強なのです。
まとめ
「勉強」では、新しく学ぶことだけではなく、自分の誤りを正すことも大切なのです。
間違いを見つけたら「自分の成績を上げるチャンスだ」と思って、自分の間違いに真剣に立ち向かい、再び同じ間違いをしてしまったときには自分に強く注意をうながし、同じ間違いを繰り返さないようにしていきたいです。
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