共通テストで通用しない勉強法
センター試験が「共通テスト」に変わり、「思考力を問う問題」が登場し始めました。それに伴って、「公式を覚えて問題を解く」といった従来の勉強スタイルで受験を乗り切ることが困難になっていく雰囲気が出てきています。
とりあえず、「共通テスト」では通用しなくなっています。
「公式を使って解く」とは
受験勉強というのは、ひと言でいうと、頻出問題を解けるようにするという作業です。よく出る問題の解き方をきちんと覚えて、試験本番はそれに則って問題を解いていくというわけです。
この「よく出てくる問題の解き方」をパターン化したものが、広い意味で「公式」です。「解き方」つまり「公式」を覚えて、それに当てはめて問題を解いていくというわけです。
なぜ「公式を覚えて解く」はダメなのか
「公式を使って問題を解く」ということ自体に問題点はありません。問題なのは「公式を覚えて問題を解く」ことなのです。
受験勉強というと、多くの人は「よく分からないけど、こんな問題はこう解けばよい」という解法パターンを頭の中に叩き込んでいく作業をしていきます。これを永遠と繰り返して解ける問題を増やしていく、試験範囲を網羅していくというのが受験勉強なわけです。従来の入試でしたら、ある意味では正しい勉強法です。
ところが、この方法でマズイのは「よく分からないけど、頭に叩き込めば頻出問題は解ける」という点です。入試で確実に頻出問題が出題されるのなら良いのですが、ちょっとでも思考が必要な問題を出されると全く太刀打ちできません!
つまり、従来の勉強法だと努力が報われない可能性ありというわけです。
どうするべきなのか
考えておくべきことは、受験1年前に目指している第一志望校が「来年から思考問題出します」と発表するかもしれないということです。
試験範囲内の教科・単元の本質をきちんと理解して、考えて解けるようにするためには膨大な時間がかかります。一朝一夕には習得することは不可能なので、もし長期的に大学受験というものを捉えて、コツコツと準備をしていこうと思うならば、
- 数年後の受験がどうなっているか分からない
- 時間があるので急いで解けるようになる必要はない
という2つの点から、「公式を覚えて問題を解く」という方法からは離れて、「なぜこうするの?」と考えて勉強することが絶対にオススメです。
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