【英語】英語の文法、大切にしていますか?
英語の学習をするときには、英語の文法、いわゆる英文法を大切にしているでしょうか。
英語の勉強というと、単語を覚えたり、長文を流し読み(いわゆる速読)したりすることが多いようです。けれども、この勉強の仕方で英語ができるようになることはありません。
私も中学生・高校生のときは一生懸命に単語の暗記と長文の読解をしていましたが、全く成績を上げることができませんでした!
もし英語ができるようになりたいならば、まずは文法の勉強をして、それから英文解釈の勉強をします。
- 英文法の勉強 ⇒ 英文解釈の勉強
英語、特に大学受験の英語を解けるようになるためには、これが正しい道になります。
英語の文法って何?
そもそも「文法って何なの?」ってことですが、英語の文法とは「英文の法則(きまり)」のことで、英語の文がどのようなルールで出来上がっているのかを整理したものです。
簡単なもので例を挙げると、
- 英文は、主語、動詞、目的語の順に言葉が並ぶ
- 現在形の文のbe動詞は、主語が単数ならばis、複数ならareになる
- 助動詞の疑問文は、助動詞が文頭に出る
といったものです。「英語の文は〇〇というルールに従っています」という決まり事が英語の文法ということです。
文法なしでの習得は大変です
日本語にも文法はあります。中学で学ぶ国文法です。これも学びとしては大切かもしれませんが、英語の文法ほどではありません。なぜなら、私たち日本人は日本語の文法が分からなくても何も困らないからです。
けれども、英語は違います。もちろん、英語も英語圏の人たちが学ぶようにして文法なしで習得することはできます。しかし、それだと英語圏の人が習得するのにかかる年月と同じだけの年月がかかることになります。
つまり、文法なしだと6年間勉強して小学1年生レベルの英語までしか習得できないということです。ちょっと大袈裟かもしれませんが、文法なしだと厳しいことには変わりありません。
英語の文法を勉強するメリット
では、英語の文法を学ぶと、具体的にどういう恩恵が受けることで、習得が楽になるのでしょうか。
実はさまざまな恩恵を受けることができるのですが、大きな恩恵としては4つあります。
- 文法を用いて英文の読み書きができる
- 暗記の量が激減する
- 時間が経っても忘れない
- 問題集の解説が理解できる
結構なメリットがありますよね。
文法を理解すると、多くの英文を覚えなくても英文を読み書きできるようになります。 *この話は少し長くなるのでまた別の記事で説明したいと思います。
そして、そのおかげで丸暗記の負担が激減します。もちろん、文法事項の暗記は出てきますが、英文丸暗記よりも遥かに負担は減ります。
さらに英文法は、理屈ありきの暗記であり丸暗記ではないので、忘れにくいという特徴があります。勉強していて「忘れにくい」というのはとても有難い話です。
また、「問題集の解説を理解できる」ということですが、解説には必ず文法事項が出てきます。関係代名詞、強調構文、副詞節、名詞句などの用語が絶対に出てくるわけですね。問題集の解説に出てくる文法の話が理解できると、勉強も滞りなくスムーズに進めることができます。これはとても大きなメリットです。
まとめ
たしかに、文法を習得するのには時間がかかります。けれども、文法を無視して英語の学習をするよりも遥かに効率的に学習できるです。「英語は暗記教科だ」とよく言われますが、その束縛から解放してくれるのが文法なのです。
ぜひ、英語の文法を大切にして勉強に励んでください。
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