【勉強】勉強の遅れは気にしない
勉強は積み重ねの世界です。小学1年生から始まって少しずつ積み上げていくのが勉強の世界です。
このイメージは確かに間違っていませんが、そこから「一旦遅れてしまう、落ちこぼれてしまうともう巻き返せない」と思ってしまうのは誤りです。
勉強が遅れた分のツケ
勘違いして欲しくないのは、1年間学習が遅れれば1年間分のツケ、3年間遅れれば3年間分のツケが丸々圧し掛かってくるわけではないということです。
確かに、学習しなければいけないことが抜け落ちると、その分に当然遅れが生じます。そして、その内容を学習することなく今学校で学習していることを勉強することは基本的にはできません。やろうとしても非効率すぎて上手くはいかないでしょう。
そういう意味で、勉強は積み重ねだというイメージは正しいわけです。
けれども、学習しなかった分を取り返すのに、しなかった年月がそのまま必要なわけではありません。つまり、1年分のツケを解消するのに1年間の時間を要するわけではないのです。
十分に追いつける
理由はさておき、たとえば1年分を取り戻すのにかかる時間は3~6カ月程度です。もちろん、自学自習では難しく、なにかしら手助け的なものは必要となるでしょう。けれども、時間的な話でいえば、1年もかかったりはしません。
このことが理解できる具体的な現象としては次のことが顕著でしょう。
✓ よくある追いつきの例
中学受験した私立中学生の生徒たちは、中学3年間は高校受験をする中学生より勉強はしません。受験生ではないので、当然高校受験組と比べるとそこまで中学の学習内容をやりこむことはありません。
その結果、高校1年生で模試を受けると、中学受験組(内部進学生)は高校受験組(外部受験生)に圧倒的に負けてしまいます。中学3年間の勉強量からすると当然の結果といった感じです。
けれども、高校2年生になると、その差はなくなってしまっているのです。高2の後半時期になると両者の学力の違いは全く見受けられません。
理由は簡単な話で、中学受験組が高1になると焦って勉強をし始めるためです。そして、1年ほどで追いついてしまいます。大雑把に言えば、3年間分のツケを1年で埋めてしまうということです。
おまけ
テーマとしてはここで話は一旦終わるのですが、もう少しだけ話をさせていただきたいと思います。
それは、勉強というものはどこかで終わるわけではないということです。大学はもちろんのこと、社会人になっても勉強は続きます。「生涯、勉強だ」と考えるなら、50~60年くらいは勉強をしていくわけです。
そう考えるとたった1年2年の遅れなんて気にするほどではありません。自分のペースでコツコツとこなしていけばよいのです。
まとめ
たしかに、勉強は積み重ねの世界で、積み重ねていくことなく修めることはできません。けれども、遅れが生じたからといって諦めることは特にないのです。
遅れた分を取り戻す努力は当然必要ですが、がんばってやれば別に難しいことではなく、必ず追いつくことができます。
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