【化学】 共通テスト(令和3年度)を解いてみた
こんにちは。塾長の高松です。
「共通テストを本気でやってみた」シリーズ第3弾。今回は「化学」です。
「化学」は時間との闘いという感じはないと思うので、時間は計っていません。急いで解くこともせずで、それでも40分ほどで解いているのかなと思います。
私の結果(化学)
配点 | 得点 | |
第1問 | 20点 | 20点 |
第2問 | 20点 | 20点 |
第3問 | 20点 | 16点 |
第4問 | 20点 | 20点 |
第5問 | 20点 | 20点 |
解くのにかかった時間は約40分ほど。得点は96点/100点でした。全体的には難しいと感じます。
正直、教科の得手不得手はあまりないですが、化学は専門なので満点を取れるかなと思っていました。結果的には、採点をし終えて、96点でほっと安心した試験でした。
総括
今回の共通テスト「化学」の難しさは、次の2点でしょう。
- 問題集と同じような問題がない
- 簡単な問題がない
つまり、ぱっと反射神経で解けないということですね。センター試験は「標準レベルぐらいの難しくない問題を反復演習して、ミスなく短時間で解けるようにして、高得点を取る」という試験です。これが通用しなかったのが「化学」でしょう。
また、「思考力を問う」という共通テストの目標とは少しかけ離れた問題ともなっています。思考力が以前より必要にはなっているものの、その思考の前提となる知識がちょっと厳しめ。
ぶっちゃけ、思考をするために必要な知識が詰め込み的なものであったり、雑学的なものであれば、思考力を問うている問題とは言えません。そんな話になりそうな試験ですね。
そもそも、たかが60分で、「高校化学」の広範囲な単元から満遍なく出題をして、あわよくば思考力を問いたいということがナンセンスなんです。問題制作者が一番、無理難題を突き付けられて苦戦をしたかもしれませんね。
しかし、ひと言だけ問題に対して言わせてもらうと、「亜鉛Zn、スズSn、鉛Pb、この中で同族元素はどれなのか」という問題。「知るか、そんなこと!」って感じです。どれも典型元素で、選択に確信を持つことが出来ない問題です。酸化数ではSnとPbが近い動きをするので、それかなって感じで、一応正解でしたが、ひどい問題ですね。
リンク
「遊成Blog」で各問題の解説もしています。
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