【絶対にオススメ】子どもの学力を気にするなら得意教科を伸ばしましょう(前編)

query_builder 2020/01/27
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遊成塾

【絶対にオススメ】子どもの学力を気にするなら、得意教科を伸ばしましょう!(前編)

子どもの成績や模試の結果を見ると、ついつい成績の悪い教科ばかりに目がいってしまいます。僕も子どもを持つ親なので気持ちは分かります。けれども、気にしないといけないのは圧倒的に得意な教科なのです。

正直に言いますが、苦手教科にテコ入れをして一生懸命に塾にお金をつぎ込んでも、子どもが通うことになる大学は変わらないでしょう。大学受験を20年間指導してきて、この考えは断言できると思っています。

ただ、例外ももちろんあります。生徒ひとりひとりを見ると、いろいろな状況がありますが、よくある例外としたら次の二つです。

一つは、「学校の授業についていけない」つまり「先生が何を言っているのか全く分からない」という状況です。これはちょっと良くない状態なので、対処する必要があると言えます。あまりにも苦手すぎるのはさすがに放っておけません。

もう一つは、ゆくゆくは理系と思っている場合は数学、文系と思っている場合は英語の成績です。この2つの教科は理系、文系それぞれでキーとなる教科で、かつ習得するのにかなりの時間を要する教科でもあります。そのため、日頃からコツコツとこなしておくことが肝要で、苦戦している様子だとフォローしてもらうことも大切だと言えます。

この二つの例外を除くと、基本的には得意教科を伸ばすことに専念してもらうのが絶対にオススメです。なぜかというと、それには次の3つのメリットがあるからなのです。

得意教科を伸ばす3つのメリット

  1. 勉強法が洗練される
  2. 自ら勉強するようになる
  3. より高みを目指せる

ここまで「得意教科を伸ばす」と書きましたが、得意教科がない場合は「得意教科をつくる」でも同じです。続きを読んでもらうと分かることなのですが、得意教科がない場合は何よりも優先して得意教科を作ってもらいたいと思っています!

では、順番に説明をしていきたいと思います。

勉強法が洗練される

ちょっと勉強法の話になりますが、成績と勉強法は切っても切れない関係にあります。これに疑問を感じる人はいないと思います。つまり、

成績が良い ⇔ 勉強法がいい
成績が悪い ⇔ 勉強法が悪い

ということです。そして、この考えを踏まえると、次のことが言えます。

  • 50点を60点にするには、「50点の勉強法」を「60点の勉強法」にしないといけない。
  • 60点を70点にするには、「60点の勉強法」を「70点の勉強法」にしないといけない。

このため、「得意教科を伸ばす」ということは勉強法を改善していくという行為に直接つながっていくことになります。実はそれが理由で、「得意教科を伸ばす」ことが驚くほどの恩恵を受けることができることにつながっていきます。

例えば、ここに5教科オール50点(合計250点)の生徒がいるとしましょう。名前はご想像の通り、遊成太郎くんです。

ここで、遊成くんには2つの道が選べるとします。

  • ① すべての教科を上げていく道
  • ② 得意教科をつくって伸ばす道

それぞれ、歩んでいくとどうなっていくのか、見ていきます。

ちなみに、点数は、比較のために分かりやすくしたもので、学力を意味する数値だと思ってもらえたら良いです。もちろん、これは僕のイメージなのですが、わりとこの想像から外れるケースはありません。

すべての教科を上げていく道

「すべての教科を上げていく」としましょう。これには並みならぬ努力が必要です。1教科5点上げるのも意外と大変なものです、それを5教科とも上げるわけですから、単純に5倍の努力が必要です。それを遊成くんは、努力してオール58点にできたとします。つまり、合計点は58点×5教科=290点と計40点のアップです。僕の経験では、遊成くんが超絶な努力家じゃないとこのような結果は得られません。

そして受験時期になり、遊成くんはさらに努力を積み重ね、受験直前にはオール65点が取れるほどの成績にすることができました。合計325点で75点アップというすばらしい結果です。

実際にはオール50点がオール65点というのはなかなか厳しく、オール60点ちょっとが限界かもしれません。

得意教科をつくって伸ばす道

次に「得意教科をつくって伸ばす道」を遊成くんが選んだとしましょう。得意になりたい教科を1つ決めて、それをひたすら上げようと努力します。先ほどと同じく、超絶に努力をしたとしたら70点ぐらいはいけるでしょうか。

ただ、残念ながら残りの4教科は50点のままです。合計点は270点で20点アップといったところです。悪くはありませんが、先程の結果と比べると見劣りします。

そして、受験時期になり、すべての教科を勉強し始めます。得意教科は負けたくないので、さらに時間をつぎ込んでやっていき、80点まで上げられました。努力の結晶です!

で、気になるのは他の教科ですが、なんと驚くことに他の教科も70点ぐらいまで上がっているのです!合計点を考えると360点でプラス110点という快挙です!!

なぜ、このようなことに!?

「えっ、嘘でしょ!?」と思われるかもしれません。けれども不思議な話ですが、これが現実なのです。意外と普通に起こります。そして、それにはきちんと理由があります。

この結果のミソは、すべての努力を一点集中して得意教科に割り当てたことにあります。その結果、勉強法をかなり改善することができたのです。得意教科を80点まで上げたということは、「80点の勉強法」を獲得したということに他なりません。

当然、獲得したその勉強法は他の教科でも使えるので、楽に点数を上げることができます。50点だった教科を70点ぐらいまで引き上げることができたのは、そのためなのです。

もちろん、この話は作り話です。けれども、元ネタは当然あります。そのネタになっている経験は次のようなものです。

典型的な成績の2人(元ネタ)

受験時期に次のような2人の生徒が入塾しました。

5教科の点数と合計点がそれぞれ
Aくん 41点、50点、77点、47点、52点(計267点)
Bくん 64点、61点、57点、62点、58点(計302点)

パッと見た感じ、Bくんの方が圧倒的に成績が良いです。学校の成績でも模試の結果でも、同じ感じになっています。

けれども、ここから半年ほど勉強すると、Aくんの方が明らかに良くなります。ほぼ絶対にそのような結果になるのですが、理由は簡単です。ポイントは次の「Aくんへの受験のアドバイス」の中にあります。

僕「Aくん、この77点取れている教科って得意やから取れてるんじゃないんだよ。」
A「えっ、違うんですか!?でも得意ですよ?」
僕「うん、得意なのはそうなんだけど、じゃあ、一番勉強してる教科ってどれ?」
A「もちろん、77点を取っている教科です。得意なのでめっちゃしてます!」
僕「でしょ。つまり、それって、得意やから点数が取れてるんじゃなくて、時間かけてやってるから点数がいいんじゃないの」
A「言われたら、そうかも」
僕「他の教科も(77点の教科と)同じぐらいやったら、絶対できるようになるよ。騙されたと思って、同じぐらい時間かけてやってみて」
A「わかりました。やってみます!」

こんな感じです。そして、こんな会話をするだけで、他の教科の点数は上がるのです。どれぐらい上がるのかというと、70点近くまで上がります。なぜならAくんは「テストで75点ぐらいを取る方法」、つまり「75点の勉強法」をすでに獲得しているからです!

もちろん、「80点の勉強法」は知らないので、そこには大きな壁があり、80点を取るためには相当な努力が必要にはなります。けれども70点を取ることは容易なのです。やりさえすれば上がるというのは、明らかに「楽」と言えます。

ところが、Bくんへのアドバイスはそれほど簡単ではありません。Bくんは「60点を取る勉強法」しか知らないので、始めから大きな壁があります。65点、70点と壁を壊していかないといけません。これではなかなか点数を上げることが厳しく、状況によっては点数が上がらないということもありえます。

(補足)
全く点数が上がらないという状況は、中学受験、高校受験ではありません。ありうるのは大学受験です。理由は「何も考えずに先生の言った〇〇をすればいいから!」みたいな誤魔化で点数を上げることが不可能に近いからです。

このように見てみると、「得意教科をつくること」「得意教科を伸ばすこと」の大切さが分かってもらえるのではないでしょうか。

保護者の方も生徒自身も、苦手教科(点数が低い教科)を気にしていたりしますが、僕は全く気にしていません。だって、「得意教科と同じやり方でやったら成績上がるよ」の一言で解決するのですから。

ただ、そのアドバイスは受験時期になってからがベターです。なぜなら、その時期までは少しでも得意教科に時間を当てて、少しでも得意教科の点数を伸ばした方が断然良いからです。苦手教科なんて、後でやればいいんです。

ちょっと話が長くなったので、続きの2つのメリットに関しては「後編」でお話をしたいと思います。

おたのしみに。

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